1より安全な食生活をお届けするためにコープいしかわの「食品添加物に対する考え方」食品の安全を保証するのは、企画から製造、組合員への配達の各段階で、一つの商品を何重にもチェックする安全確認業務の存在です。その中でも、特に重要な役割を果たすのが5つの安全確認業務です。 商品仕様書とは生協の商品一つひとつについて、原材料や製造工程、パッケージ表示等各種データを詳細に記録したものです。 毎月約600品の新規企画商品とリニューアル商品の商品仕様書を点検し、法律に定められた表示や生協の食品添加物基準を満たしているかを確認しています。2商品仕様書点検食品を製造、加工するときに使用されているもので、品質改良、調味、栄養付加、色や香りを付ける、保存などを目的に食品に加えるものです。■食品添加物とは安全性の評価の結果、現時点では安全性に懸念があり、使用の必要性が低いと判断する添加物です。国が使用を認めている添加物のうち、自主的に管理をおこなう添加物として、10品の添加物を不使用としています。■不使用添加物とはコープいしかわ不使用添加物⒈食品の安全に関わって化学物質を評価する根拠は、科学的な「リスク評価」とします。⒉国のリスク評価・リスク管理によって基本的な安全が確保されていることを踏まえつつ、これらをより良くしていくというスタンスで日本生協連にてリスク評価・管理をおこない、国の不十分な点を埋め、国全体の食品安全レベルを向上させるようとりくみます。⒊遺伝毒性発がん物質は、意図して食品に使用しない考え方を維持します。⒋安全性を確認できないなど、コープいしかわ(コープ北陸、日本生協連)が不使用と判断する食品添加物は使用しません。⒌食品添加物のリスク管理について「総量規制」の考え方に基づく管理はおこないません。※積極的に食品添加物を使用するという意味ではありません。■食品添加物に対する基本的な考え方 商品を製造している工場において「殺菌や加熱の工程に問題がないか」「異物混入の要因となるものがないか」、「各工程の製造記などにも問題がないか」などを専門家や生協職員が全国の生協と共通の基準で点検しています。また、問題があった場合は、工場とともに改善に取り組みます。4工場点検 微生物検査として、コープファミリー・じわもーるカタログに掲載されている商品から、週に約150品の微生物検査を実施し、 食品衛生法やコープいしかわの自主基準に適合していることを確認しています。 理化学検査では、必要に応じて残留農薬検査、DNA判別検査、ヒスタミン検査、食物アレルギー検査、残留放射性物質検査、産地判別検査を実施しています。3商品検査 生協商品に寄せられる組合員の意見やお申し出情報はクイックプロシステムで一括管理しています。ある商品について同じ種類のお申し出が二つ以上発生した場合、すぐに工場や取引先に調査・確認し、調査結果と再発防止の対策について、速やかにお知らせできる情報収集・発信体制を整えています。5組合員対応 取り扱い商品の産地や原料偽装、商品トラブルを未然に防ぐため、さまざまな情報や予兆を把握することにより、お届け商品の安全・安心を確保しています。また、取引先への啓発活動なども行なっています。産地・原料管理用途名No.食品添加物名使用食品例12345678910保存料保存料保存料保存料保存料製造用剤製造用剤着色料着色料酸化防止剤デヒドロ酢酸ナトリウムパラオキシ安息香酸イソブチルパラオキシ安息香酸イソプロピルパラオキシ安息香酸ブチルパラオキシ安息香酸プロピル臭素酸カリウムグレープフルーツ種子抽出物食用赤色104号食用赤色105号単糖・アミノ酸複合物チーズ、マーガリン醤油、酢醤油、清涼飲料水醤油、酢醤油、清涼飲料水パン食品一般ソーセージ、でんぶ(田麩)ソーセージ、練製品惣菜、珍味組合員さんよりの申し出登録組合員さんへ報告取引先・製造元へ調査・確認(原因究明へ)早期発見→早期対策多発の可能性を監視常時監視お申し出監視システムクイックプロ情報を集中管理安全確認・添加物について24
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