2025年12月号|とらいあんぐる|コープいしかわ
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2とらいあんぐる 2025.12月号※商品の取り扱い状況、パッケージデザイン、次回企画、価格は、変更になる場合もありますのでご了承ください。c o l u m nおいしい焼き方を教えてもらいました専用機械と職人技と「思い」で作るおいしさ石 窯 が引き出す、最 高の「もちもち食 感 」詳しい焼き方は3ページにも⬆YouTube石板熱源:熱したオイル熱源:熱したオイル⬇とてもやわらかい生地にスパッとそぐようにクープを入れます。⬅上下からの熱でパンを焼き上げます。➡機械 が導入さ れる前は 人 が1日 に2000個 丸めていました。タカキベーカリーさんに教えてもらった方法でとらいあんぐる編集室が実際にやってみました。⬆水分をたっぷり含んだ生地。人の手に近い繊細な動きをする小型のミキサーでこねあげます。⬆シンプルな配合ですが、独自の発酵種で味や食感の違いを出しています。「石窯があるだけでは良いパンはできません。専用の機械と職人の技切 に し た 思 い を 受 け 継 い石 窯は、冷ますのに1日、温めるのにも1日かかります。12段ある石窯は、水分をたっぷり含んだ生地を入れても温度が下がることなく大量のパンを焼くことができます。術が必要です」。小麦粉にたっぷり吸水させるため、温度調整をしながら小型の専用ミキサーで生地をこねます。分割・成型は生地が傷みやすい工程ですが、生地に負担をかけずに分割できる専用機を開発しました。これにより、生地を休ませる時間をとらずに成型することができます。成型の仕上げは人の目と手で。火通りを良くするクープ(切れ目)を入れる作業も職人技。「効率よりもおいしいパンが焼き上がることを最優先しています」。おいしさのためにさまざまな研究を重ね、手 間 を い と わ な い タ カ キベ ー カ リ ー は 創 業 者 が 大で、おいしいパンを焼いています。「パンは生地の水分が多いほどおいしくなります。水分の多い生地を焼き上げるには、遠赤外線と豊富な熱で包むように焼くことが必要です」と語る、工場長の畝田さん。タカキベーカリーの石窯パンはヨーロッパの伝統的なベーカリーで用いられる熱で焼く製法。熱したオイルで下の石板と、凹凸のある天井を加熱し、熱でパンを焼き上げます。石から出る豊富な熱と遠赤外線効果で、中の水分が必要以上に蒸発しません。その結果、外はカリッと香ばしく、中はしっとり、もっちりとした、石窯パンならではの食感が生まれるのです。

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